岩魚のを良く知っている方も知らない方もこんにちは、渓流食堂店長の坪田です。

歴史から考える?なんかちょっと難しそうな話だな、、と思った方も 教科書のような歴史のお話をするわけではないので、ちょっとだけお付き合いいただければと思います^^

大昔から、海に囲まれた日本では魚を食すことは一般的でした。

しかし冷凍・冷蔵技術もままならない頃は、海から遠く離れた山間部において、海産物を食するのは難しかったのです。

そこで、海魚に代わって貴重なタンパク源となったのが川魚でした。

戦後間もない頃は、今のように豊富に食べ物があったわけではありません。そんな中で川魚というのはこの山間部では食材として非常に価値を持っていたのです。

当店のある白山麓という地域でも、その昔、先代(一代目)をはじめ、地域の大人たちが風邪を引いたり、調子の悪い子どもなどに 「せいがつくから」と岩魚を食べさせていていたようです。

親戚の叔父さんに当時の話を聞くと「子どもの頃は調子悪そうにしてるとよくお前のところのじいさん(一代目)に岩魚食べさせられてなぁ~」なんて懐かし話をよく言っています。

もちろん、単なる栄養補充のためだけでなく、岩魚は家庭の食卓にのぼれば「ごちそう」とされたほど美味しくて良質な食材のひとつでした。

岩魚は今でも「ごちそう」

お客様と話しをしていると、「昔、近所の川で岩魚をとったもんだよ」とか、「子どものときに食べた岩魚がうまかったなあ」などと伺うことがあります。

また「懐かしくてときどき食べたくなるんだけど、なかなか手に入らないからね~」という声も。

確かに岩魚は、残念ながらスーパーなどではあまり見かけないと思います。

海魚と比べると流通量が少なく、生息地域も限られているため、なかなか市場には出回らないのが現状です。

めったに食べられないからこそ、岩魚は今でも食卓に上れば「ご馳走」。

※ただ当店としては岩魚が珍しいからご馳走という図式ではなく「本当においしいから=ごちそう」そんな風に変えていきたいなぁと思って日々活動しています◎

昔食べたことがある方にとっては、思い出もよみがえる至極の一品に、まだ食べたことがない人にとっては普段食べていらっしゃる魚や料理とはまた違った新鮮な味わいを楽しんで頂きたいです。

岩魚の実際の栄養価は?

文部科学省の食品成分表データベースで確認すると、岩魚は下表のように人の身体にとって大切な栄養成分がたっぷりであることがわかります。

成分名(岩魚100gあたり) 単位
エネルギー 114 kcal
たんぱく質 19 g
脂質 3.6 g
炭水化物 0.1 g
ナトリウム 49mg
カリウム 380 mg
カルシウム 39 mg
マグネシウム 29 mg
リン 260 mg
0.3 mg
亜鉛 0.8 mg
0.04 mg
マンガン 0.02 mg
ビタミンA( β−カロテン当量 )2 μg
レチノール活性当量 5 μg
D 5 μg
 E(トコフェロールα)1.6 mg
B1 0.09 mg
B2 0.12 mg
ナイアシン 3.4 mg
ナイアシン当量 6.6 mg
B6 0.21 mg
B12 4.2 μg
葉酸 5 μg
パントテン酸 0.68 mg
C 1 mg

※参考 「食品成分データベース」文部科学省(食品番号10065)の表より加工 https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10065_7

こちらは一般的なイワナの栄養価を示したものです。当店で育成している岩魚の栄養成分に関しては、管理栄養士の横川仁美さんにまとめていただいてますのでぜひ合わせてご覧ください。

岩魚はタンパク質がたっぷり

なんと、岩魚100gあたりのタンパク質が19gもあります!

厚生労働省によると、タンパク質は

「炭水化物、脂質と共にエネルギー産生栄養素のひとつです。全ての動物および植物の細胞を構成する主要な成分であり、生体乾燥重量の約50%を占めます。筋肉・臓器・皮膚・毛髪などの体構成成分、ホルモン・酵素・抗体などの体調節機能成分、豆・卵・肉・魚などの食品成分として重要であり、生命の維持に欠くことができないものです。」

とされています(※1)

また、タンパク質が不足し欠乏症になると、成長障害や体力・免疫力の低下などが起こるうえ、食事摂取量が低下した高齢者では同様の問題が見られるようです(※1)。

確かに、歳をとると一気にたくさんの量は食べることができないものですし、女性のお客様の中には、「お肉はあまり好きではない」という方もいます。

そんな方におすすめしたいのが岩魚。

たった100gの岩魚でこれだけのタンパク質が摂取できるのは嬉しいですよね。

※1参考「たんぱく質」厚生労働省e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html

岩魚はミネラルが豊富

人間の体には、健康的に生きるために、また機能を維持するためにミネラルが必要です。

「ミネラル不足」という言葉もあるように、ミネラルが足りなくなるとミネラル欠乏症といわれる状態になり、様々な病気の原因になりえます。

そのため、厚生労働省では、「日本人の食事摂取基準」(※2)という指針を設け、摂取量の指標を定めているのです。

特に、「必須ミネラル」と指定されているものは、人間が生きていくためにとりわけ重要とされているミネラルです。意識してしっかりと摂取したいものですね。

実は、その必須ミネラルである、「ナトリウム」「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」「リン」「鉄」「亜鉛」「銅」「マンガン」は、なんと岩魚にすべて含まれていることがわかりました。岩魚はミネラルも豊富な食材だということがお分かりいただけたと思います。

※2参考:「日本人の食事摂取基準」厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html

岩魚には何種類ものビタミンが含まれている

ドラッグストアに行けば「ビタミン剤」が何種類も置いてあります。

よく見ると、栄養ドリンクにも、ヨーグルトにも、ペットボトル飲料にさえ「ビタミン入り」と謳い文句があります。

そう、ビタミンといえば、元気の代名詞として色々なところで見かけるもので 気になる栄養のひとつなのではないでしょうか。

岩魚にはどんなビタミンが含まれているのでしょうか?

岩魚にはなんと、「ビタミンA」「ビタミンD」「ビタミンE」「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ビタミンB12」「ビタミンC」「葉酸」と、たくさんの種類のビタミンが含有されています。

岩魚はマルチビタミンなお魚ですね。

岩魚をご自宅でも楽しんでいただきたい

栄養としても魅力たっぷりの岩魚。

天然の岩魚は渓流でもかなり上流の方に生息しているためなかなかお目にかかれないことから「渓流の王者」や「幻の魚」「谷の精霊」などともいわれることがあります。

普段馴染みのない方からは神秘的とも思えるかもしれませんが、そんな岩魚をもっと気軽に、ご自宅でも楽しんでいただきたい!

そんな想いで渓流食堂では研究開発を重ね、家庭でも使いやすい価格・サイズ・調理方法にこだわって、商品をご提案しております。

最後に少しだけその岩魚のを使った当店の商品を紹介させてください。

子岩魚のピリピリ

子岩魚のピリピリ

https://keiryushokudo.com/?pid=142670433

岩魚の稚魚を贅沢に使用した「子岩魚のピリピリ」。岩魚の稚魚を二度揚げしているので骨も皮も気にすることなく、丸々食べることができます。

秘伝のタレと南蛮を加えたとっておきのピリ辛煮です。甘辛なので、アツアツごはんや晩酌のお供に最適です。甘露煮よりも甘さを控えているので、お砂糖が気になるかたにも好評です。

深瀬イワナの昆布〆

https://keiryushokudo.com/?pid=144686109

大きなサイズの岩魚の切り身を、北海道産の高級真昆布で包んだ一品です。

岩魚は新鮮な状態で〆て、清潔な環境でじっくり寝かせて最高の肉質にしています。身はさっぱりと引き締まった上品な白身です。

そこに昆布が相まってねっとりした食感と味を楽しむことができます。

昆布〆は北陸地方、特に富山では最もポピュラーな郷土料理のひとつです。伝統料理を楽しむことができます。

岩魚の黄光いくら

https://keiryushokudo.com/?pid=142669993

“いくら”といっても、「岩魚の卵」のいくらです。まさに高級食材の珍味ともいえるでしょう。一尾一尾魚の状態をみながら丁寧に時間をかけて手作業で採取した超貴重な卵を、軽くしょうゆ漬けした「岩魚の黄光(きこう)いくら」になります。

透明感があって、まるで宝石そのもの。映える色なので料理のトッピングにも◎。見たこともない岩魚のいくらで、食卓の会話も弾むこと間違いなしです。

味も臭みが少なく、プチプチした食感も評判で大変食べやすくなっております。小さなお子様からご年配の方まで、楽しんでいただけるお品です。

岩魚のひつまぶし丼

https://keiryushokudo.com/?pid=145124082

最後にご紹介するのは、「岩魚のひつまぶし丼セット」。バリッと油で揚げた岩魚の身に、岩魚のエキスが凝縮されたマル秘の蒲焼きのタレをくぐらせました。

岩魚の蒲焼きは皮つきで旨味たっぷり、タレをまぶしたご飯やきざみのりと一緒に頂けば口いっぱいに岩魚の旨味が広がります。うなぎのひつまぶし丼にも負けない自慢の品物です。

岩魚の淡白で上品な味によって、しつこくなく飽きのこない、毎日食べたくなる美味しさに仕上がっています。忙しいときには、ご飯のうえにさっとのせるだけで、丼ぶりのできあがり。お手軽さも魅力です。

気になる方は、こちらの渓流食堂ショップものぞいてみてくださいね。https://keiryushokudo.com/